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大林組が複雑な曲面を持つ建築物の熱負荷計算の
自動化ツールを開発

2018.11.12

大林組は、Grasshopperで作成した複雑な曲面を持つ建築物の正確な熱負荷計算を可能とする
シミュレーションツール「ParaLoad」を開発した。
同ツールは、建築物を構成する曲面をサーフェスごとに細かなメッシュに分割。各メッシュの
面積・方位角・傾斜角から、熱負荷シミュレーションプログラム「NewHASP/ACLD」の計算
に必要な入力データを作成する仕組み。これにより、あらゆる形状の建築物のエネルギー効率
の最適化と環境負荷の低減を可能にする。同ツールとGrasshopper、NewHASP/ACLDは連携
しておりGrasshopperで敷地の緯度・経度などの条件を設定し建築物の3Dモデルを作成する
と熱負荷計算に必要な入力データが自動作成される。それらを用いて即座に熱負荷計算を行え
るため、設計者は意匠性と同時に環境負荷低減効果の検討が可能となる。また、パラメーター
を変更していくことで、最もエネルギー効率が高い建物形状をデザインすることも可能だ。

 「ParaLoad」システムフロー Ⓒ大林組

 「ParaLoad」システムフロー Ⓒ大林組