鹿島がスマート生産ビジョンを策定し
ロボットやBIMで変革を推進
2018.11.14
鹿島は、建設就業者不足への対応や働き方改革の実現に向けて、建築工事に関わるあらゆる生
産プロセスの変革を推進し、生産性向上を目指す「鹿島スマート生産ビジョン」を策定した。
同ビジョンは、コアコンセプトに「作業の半分はロボットと」「管理の半分は遠隔で」「すべ
てのプロセスをデジタルに」の3つを設定。人と機械の協働や、BIMを基軸としたあらゆるプ
ロセスのデジタル化などを行うことで、生産性の向上を図る。BIMを活用し、施工ロボットや
現場管理ツールとのデータ連携による省人化などを図っていく。2025年を目標に、この新しい
建築生産プロセスの実現を目指すとしている。すでに同社ではその第一段階として、名古屋市
で施工中の「(仮称)鹿島伏見ビル新築工事」の現場で、ICTを活用した各種の施工ロボットや現
場管理ツールなど18項目の技術・システムを集中的に適用。その効果を測定しつつ、ビジョン
の実現に向けた実証を進めている。