建材とIoTを組み合わせた自己発電型の
新たな建材を凸版印刷が開発
2018.11.22
凸版印刷は、建装材とIoTを組み合わせ、居住者の見守りや健康管理などに貢献するIoT建材事
業に着手し、製品化第1弾として「ロケーションフロア」を開発した。
同製品は、位置情報を測定するセンサーと床材を一体化させており、位置情報を検出できる。
居住者は、日常生活で床を歩いているだけで、自らの位置情報を発信できるため、脱衣所など
のカメラを設置しづらい空間でも見守りが可能となる。居住者の位置情報はクラウドサーバー
で管理されるため、タブレットなどでどこからでも確認ができる。また、センサーが踏まれた
圧力で自己発電するため、特別な配線工事も不要で、通常の床材と同様の施工が可能なのも特
長。同製品は本年12月より販売を開始予定だ。今後同社は、日常生活の中で自然に体重や体脂
肪率などの身体情報を取得し健康管理ができる床材や、地域情報などを受信し表示できるディ
スプレイと化粧シートによる壁材などを開発し、ラインナップを強化していく方針だ。