国土交通省が2018年の建設工事受注動態統計を公表
2019.02.14
国土交通省は「2018年の建設工事受注動態統計」を公表した。国土交通省総合政策局発表の資料
によると、2018年の建設業者の受注高は83兆8,099億円で前年比0.1%増加となった。
受注者別に見ると、元請受注高は前年比0.6%減少、下請受注高は同1.5%増加となった。元請受
注高のうち公共機関からの受注高は前年比6.5%減少し、民間等からの受注高は同1.8%増加となっ
た。元請受注高を工事種類別に見ると、建築工事は前年比0.8%減、土木工事は同4.1%減、機械
装置等工事は同11.1%増となっている。
2011年に41兆円まで縮小していた建設市場が一見その倍の市場になったように見えるが、これは
2013年に建設工事受注動態統計調査推計方法を変更したことにより増えた部分が大きい。2012年
までは未回答業者は実績なしとして取り扱っていたものを変更するなどした。2012年までの推計
方法での2018年の受注高は公表されている前年比を元に算出すると、おおよそ58兆8,500億円。