西松建設がAIを活用した事業展開に向けて
米国の開発企業と実証実験
2019.03.28
西松建設は、AIを活用した事業展開に向けて、米国のAI開発ベンチャー企業であるBrain of
Things(以下、BoT社)とPOC(概念実証)契約を締結し、実証実験を開始する。
実証実験は、西松建設の社宅にBoT社が開発した住宅向けAIシステムである「CASPAR(キャ
スパー)」を導入して行われる。CASPARは、住居内に設置した音声、映像、動作、温度、照
度など8つの項目を測定できるセンサーから、人の場所や行動などの情報をAIにより学習し、
利用者に最適な生活環境をつくるシステム。同実験で、実生活への効果や効用について技術的
な観点から検証し、今後の事業展開への施策を講じる。BoT社と協力体制を築くことで、一般
住宅以外での同システムの導入の可能性なども検討する。今後、同社はAI搭載住宅や自立サ
ポートのできる高齢者施設の需要が見込まれる中、同実験で得られたノウハウを活かし、AI
スマートホームシステムの提供や、最適なハードづくりのエキスパートを目指すとしている。