新日本空調がAI活用による設備機器の運転データの
解析ソフトを開発
2019.04.25
新日本空調は、AIを活用して、建物のBEMSから提供される設備機器の運転実績データ(以下、
BEMSデータ)の解析業務を省力化する「BEMSデータ解析ソフト」を開発した。
これまでBEMSデータは、データ量などが膨大で、手作業によるデータ整理と技術分析に多く
の時間を要し、監視ポイント名称も現場間で統一されておらず、異なった建物の比較などに手
間がかかることが課題だった。同ソフトは、膨大な設備機器のBEMSデータのデータベース化
や評価グラフの作成を自動で実施。さらにAIが現場によって表記が異なる監視ポイント名称
を学習し、標準化した名称へのマッチングを行うため、建物の比較や評価も容易になる。また、
ディープラーニングを利用し、使用するほどマッチング性能が向上する機能を持たせた。同社
は同ソフトによりBEMSデータの一元管理や共有化を実現し、設備運用データの解析業務の
50%以上を省力化できるとし、省エネルギーや予防保全などの迅速な提案を行う考えだ。