大成建設がオフィスワーカーの身体状態を分析し
生産性向上を支援
2019.05.20
大成建設は、オフィスで働く人の心拍などのバイタルデータをリアルタイムに計測・分析し、
健康促進と生産性向上を支援する「ウェルネスサポートシステム」の開発に着手した。
同システムは、働く人のバイタルデータを机上などに設置したセンサーにより、リアルタイム
に計測。働く人は特別な操作が必要なく、ストレスフリーで疲労度や緊張度などの身体状態を
把握、分析できる。分析結果を元に「気づき」を提供するとともに、身体状態に応じた、空調・
照明などの室内環境の制御、集中やリラックスを促す多様なワークスペースの選択、運動・休
憩などの行動への誘導が可能となる。さらに個々の身体状態と室内環境制御などの各種データ
は、健康環境の傾向把握はもちろんオフィスの設計ノウハウにもフィードバック。より効果的
な健康促進と生産性向上への環境整備や改善に活用する。今後同社は、オフィスや工場などさ
まざまな施設に対応した同システムの提供を目指し、基本機能の開発と実証を行う方針だ。