施工自動化に向けBIM連携した自律走行ロボットを
安藤ハザマが開発
2019.06.20
安藤ハザマは、建築工事における施工自動化装置の基盤となる「BIMデータと連携した自律走行
ロボット」をイクシスと共同開発した。同ロボットは、建物内のロボット位置を測定するための
「プリズム自動追尾型測量機」と、ロボットの移動指示と位置確認を行う「位置認識・移動制御
システム」で構成。BIMデータと連携した自己位置認識技術を搭載したロボットは取得した周辺
環境の情報から自己位置推定と地図作成を同時に行い、指示された座標位置まで自律移動する。
ロボットの位置は3次元座標で確認でき、向きや傾きまで測定可能だ。また、制御システムの画面
に表示されるBIMデータの描画にはゲームエンジンを採用し、タブレットやPCでも快適な動作を
実現した。同社は、今回開発したBIMデータを利用した自己位置認識技術により施工の自動化を
目指すとともに、建築現場での材料の取り付け作業や、資機材の運搬や検査・点検などさまざま
な作業を省力化し、生産性の向上につなげていく狙いだ。