大成建設が3Dモデル化した建物情報を容易に
共有するサービスを展開
2019.11.18
大成建設は、建設工事の企画・設計・施工・維持管理の各建設生産プロセスにおいて、建物を
3Dモデル化し、建物の詳細な情報を関係者間で共有できるサービスの展開を開始した。
同サービスは、3D赤外線スキャンカメラと4K画像合成クラウドを活用して作成した建物3Dモ
デルをもとに、建物内3Dウォークスルーによる空間体験や、設計・施工の事前検証を行うプレ
コンストラクションなどを提供するもの。建物の詳細な情報を関係者間で容易に共有できるた
め、迅速かつ正確な合意形成が可能となり、工事に関わる打ち合わせ時間や現地調査にかかる
時間を削減でき、生産性向上が期待できる。これまで約30件の検証を行っており、建設生産プ
ロセスの各フェーズにおいて、打ち合わせ時間削減などの有効性を確認できたという。
今後、同社は既存建物や伝統建築物および竣工建物の3Dモデル化を進め、各建設生産プロセス
において活用し、サービスのさらなる適用拡大を目指すとしている。