五洋建設がBIMモデルを用いた統合施工管理システムで業務を効率化
2019.12.17
五洋建設は、BIMモデルを用いたプレキャスト工事統合施工管理システム「PiCOMS-PCa」を
開発。本年9月より武蔵小山の超高層建築の新築工事で運用を開始しているが、同管理業務量
を従来の約半分に削減するなど、業務効率の大幅な改善が確認されたと発表した。
同システムは、超高層建物でのプレキャスト工事の進捗状況を「見える化」し、製造・取り付
けの情報を工事関係者間でリアルタイムに共有することができるもの。BIMツール操作の習熟
度や専用の機器が不要なため、作業員がタブレットなどからBIMの3次元モデルの部材を選択
して取り付け計画や実績を入力するなど、簡単に操作できるのも特長だ。また、QRコードによ
りスマートフォンからも最新情報へアクセス可能となっている。
今後同社は、同システムをプレキャスト工事だけでなく、鉄骨工事など、他工種への展開も視
野に拡充を図り、より一層の施工・品質管理の向上に取り組むとしている。