大成建設がスマートオフィスの実現に向けた新技術を開発
2020.02.17
大成建設は、オフィス内で個人の所在位置を高精度に特定する技術「T-Zone Saver Connected」
を開発し、同社技術センターのZEB実証棟で、サービスの実用化に向けた実証を開始した。
同技術は、同社が2010年に開発した人検知システム「T-Zone Saver」に、個人を特定できる
技術であるBluetoothを用いたIoTプラットフォーム「EXBeacon」から得られる測位情報を組み
合わせ、オフィス内でのサービス提供に活用できるよう機能を拡張したもの。近年、オフィスビ
ルでは、知的生産性の向上やウェルネスへの対応などへのニーズが高まり、好みの空間(空調・
照明)の提供などが求められている。その実現には、個人の所在位置を高精度に特定できる技術
が必須となるため、同技術が開発された。センシング情報など、同技術はさまざまなデータを
一元的に収集しIoTデータプラットフォームとしても活用が可能だ。今後同社は得られたデータ
の活用や分析などにより、さらに使いやすいスマートオフィスの実現を目指すとしている。