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竹中工務店がBIM活用によりロボットの自律走行と
遠隔管理を実現

2020.02.20

竹中工務店は、BIMデータを活用し、ロボットが自律走行する経路・範囲シミュレーションお
よび遠隔操作・監視を可能にする基盤システム「建設ロボットプラットフォーム」を開発した。
従来、建設現場でのロボット運用では、ロボットの作業範囲を設定する必要性や、稼働台数の
増加、機能の高度化などに伴い、保守・運用に関する管理業務が多様化しており、各管理業務
の効率化が求められている。今回開発された同システムは、クラウド上で稼働し、BIMデータ
を地図情報として、ロボットの移動・動作範囲を設定。ロボット走行のための事前のティーチ
ングや磁気テープなどによる動作範囲指定の手間を省き、遠隔指示での自律走行や作業範囲の
大幅な拡大を可能にする。そのほか、ロボットのバッテリー状態や異常状態の遠隔監視・制御
など、施工中の建物内におけるロボット運用時の効果が期待される。今後同社は、2020年6月
まで試適用を繰り返し、2020年度中に本格的に同システムを展開していく方針だ。

 建設ロボットプラットフォームの概略 Ⓒ竹中工務店

 建設ロボットプラットフォームの概略 Ⓒ竹中工務店