清水建設らが2D図面に替えBIMモデルで確認検査するシステムを開発
2020.03.25
清水建設と日本建築センターは共同で、設計者が従来の2次元の図面に替えて申請図書として
提出するBIMモデルの法適合を審査者がコンピュータ上で審査する新たな建築確認システムを
開発した。同システムの核となるツールは、BIMモデルを構築するためのファミリと、BIMモ
デルの法適合自動判定プログラムだ。ファミリは、同社が構築中の「Shimz One BIM(設計施
工連携BIM)」のファミリをベースとしており、その属性情報に建築確認に必要な意匠、構造、
設備のすべての法関連情報を新たに付加した。法適合判定プログラムは、ファミリの属性情報
から法適合を判定し、結果を3Dでビジュアル表示できるため、設計者も審査者も手軽に操作可
能だ。確認期間を最大で従来の1/2程度に短縮できる見込みという。今後両社は、清水建設が
申請し、日本建築センターが確認を行う案件に、同システムを展開するとともに、全国の主要
な確認検査機関に対してその採用を提案していく考えだ。