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安藤ハザマらがAIによる自律走行式ひび割れ検査
ロボットを開発

2020.04.09

安藤ハザマとイクシスは、ひび割れ検査の自動化および記録書類作成作業の削減により、検査
業務の時間を従来と比べて約40%短縮する「自律走行式ひび割れ検査ロボット」を開発した。
同ロボットは、大空間構造物の床面のひび割れ検査において、軽量な走行台車型の検査ロボッ
トが自律走行、自動撮影を実施すると同時に、撮影した画像からAIによりひび割れを検出し、
その結果を自動で図面に表示するもの検査範囲を指定するだけで床全面を撮影し幅0.1mm
以上のひび割れを0.1mm単位で自動検出できるほか、自律走行後ただちに検査結果を図面に
プロットし、速やかな記録書類の作成が可能な点が特徴だ。実機試験では、同ロボットで自動
検出したひび割れ箇所と近接目視で実測した箇所を比較したところ幅0.1mm以上のひび割
れに対し適合率が90%以上となることが確認できたという。今後同社は、同ロボットにさら
なる改良を加え、さまざまな現場に導入し検査業務の効率化による生産性向上を目指す考えだ。

  自律走行式ひび割れ検査ロボット Ⓒ安藤ハザマ

  自律走行式ひび割れ検査ロボット Ⓒ安藤ハザマ


  ひび割れ検出画像 Ⓒ安藤ハザマ

  ひび割れ検出画像 Ⓒ安藤ハザマ