総務省が清水建設に全国の建設会社初の
ローカル5G予備免許を付与
2020.12.15
総務省 東北総合通信局は、清水建設から免許申請のあったローカル5G実験試験用無線局に対
し予備免許を付与した。建設会社に対するローカル5G関係無線局としては全国初となる。
ローカル5Gは、地域や産業の個別のニーズに応じて地域の企業や自治体などのさまざまな主体
が、自らの建物内や敷地内でスポット的に柔軟に構築できる5Gシステム。携帯事業者の5Gサー
ビスと異なり、エリア展開が遅れる地域で5Gシステムを先行して構築が可能な点や、ほかの場
所の通信障害や災害などの影響を受けにくいなどの特長を持つ。清水建設は、秋田県の雄物川
上流大沢川樋門新設工事現場において高精細(8K)映像伝送実験を行い、作業員がローカル5G端
末を身に付けて作業を行いながらの通信、コンクリート打設に係る施工管理など生産性向上の
技術研究を行う。東北総合通信局は4.7GHz帯ローカル5Gの免許申請の受付を12月18日から開
始予定で、これに先立ち、実験試験用として東北6県で初めて予備免許を今回付与した。