清水建設が設備機器メーカーなど19社と協業し
建物のDX化を加速
2020.12.24
清水建設は、同社開発の建物オペレーティングシステム「DX-Core」の機能拡充に向け、ICT
ベンダーや設備機器メーカーら19社と協業し、建物内で稼働する各種設備システムの制御・機
能連携を図るAPIの開発に着手した。DX-Coreでは、基幹システムであるデジタル化プラット
フォームと各種設備システムのソフトウェアを結ぶAPIの構築により、空調や照明などメーカー
が異なる設備システムでも容易に機能連携が可能となる。また同社はAPIのライブラリー化も
行い、DX-Core実装時には設備システムのAPIを示すアイコン同士を連結してデータ連携を図
れるようにする。システムごとにプログラミングするのではなく、DX-Coreではスマホにアプ
リをダウンロードするような要領でシステム構築が可能。これにより、建物のDX化を加速させ
る。同社によると協業する企業数は増加する見込みだという。また、今後は自社開発の大規模
賃貸オフィスビル「メブクス豊洲」や北陸支店の新社屋などへ実装準備も進めていく方針だ。