日建設計らがクラウドで照明・空調設備制御連携とAI活用検証を開始
2021.03.18
日建設計、協和エクシオ、WHERE、オムロン、神田通信機、X1Studioの6社は、ワークプレイ
スの有効利用と室内環境の最適化に向けて「クラウドプラットフォームを活用したセンサー・
設備制御ネットワークシステム」と、照明・空調設備制御連携、AI活用の検証を開始した。
照明制御に関する検証では、すでに実オフィスで連携の運用を開始。従来は人の位置を正確に
把握できないなどといった課題があったが、サーモパイル型人感センサーなどを利用すること
で、人の位置を精細に把握し、追従する照明制御を実現した。空調制御に関しては、建物内の
設備監視や運転制御を一元管理するビル管理システムであるBASを用いて試行するほか、セン
サーデータや制御ロジックの高度化を目指し、クラウド上のAIも活用する。今後は、より広範
囲な建築設備との制御連携の強化、BIMとの接続、AIのさらなる活用によって、健康で知的生
産性の高いワークプレイスの実現に向け、より一層の協創拡大を目指していく方針だ。