清水建設が3Dモデリングと構造解析ソフトの
シームレス連携を実現
2021.04.19
清水建設は、コンピュテーショナルデザインの社内プラットフォーム「Shimz DDE」の基盤で
ある3DモデリングソフトRhinoceros(以下、Rhino)と構造解析ソフトSNAPのデータ連携プロ
グラムを開発した。同社は今回の連携プログラムの開発において、Rhinoと親和性が高く異な
る複数のソフト間で双方向データ連携を媒介するクラウドツールKONSTRUに着目。検証を進
めた結果、RhinoからKONSTRUへアップロードする3Dモデルデータとその解析条件をSNAP
で読み込めるプログラムの開発に至り、KONSTRUに内包した。これにより、SNAPの解析デー
タをRhinoへ反映する逆方向の連携も含めて、両ソフト間での手軽で迅速なデータ連携が可能
となった。設計の上流段階からコンピュテーショナルデザインと構造解析とのシームレスな
データ連携が可能となり、構造品質と設計提案力の一層の向上が期待できるという。
今後、同社は今回の開発成果について、1年後を目途に一般に公開する予定だ。