建築確認でBIMなどを活用した業界初の事前協議を
清水建設らが実施
2021.04.26
清水建設は、一般財団法人日本建築センター(以下、BCJ)と総合病院の実案件の建築確認で業
界初となるBIMデータと法適合判定プログラムなどを活用した事前協議を実施し、確認済証が
交付されたことを発表した。この協議は、昨年構築した「BIMデータによる建築確認システム」
で進められた。今回、清水建設は同システムの初適用に向け、まず建築確認の審査手順や必要
データなどを改めてBCJと協議。病院建築の法適合判定に必要なプログラム13ツールなどを整
備し、これらの有効性の確認を得ていた。その上で事前協議では、すでにBCJの確認済みの建
築基準法関連情報を持つファミリで、清水建設がBIMデータを作成しクラウド上でBCJと共有。
そして、法適合判定プログラムや必要機能を付加した市販ソフトなども活用し、BIMデータ上
で事前協議を実施した。こうした経緯を経て、清水建設は法適合を確認したBIMデータから確
認申請図書(PDF)の作成と電子申請をし、BCJが確認済証の発行のための手続きを行った。