BIMモデリングとLOD管理を一元化するシステムを大林組らが開発
2021.05.10
大林組、トランスコスモス、応用技術は、BIMモデリングの進展度(Level of Development/以
下、LOD)を管理するシステム「Smart BIM Connection」を開発し、トライアル利用の受付を
本日から開始、9月から販売すると発表した。従来LODは、BIMモデルとは別にその確定度合い
を数値ごとに定義し文書で管理するが、同システムはBIMモデリングとLOD管理を一元化でき
る。ユーザーはプロジェクトのフェーズと部位ごとに達成要件を定義し、BIMモデルの目標LOD
をクラウド上に登録。BIMモデル上で部材を選択すると登録した目標LODとその達成要件が画
面上に表示され、“Good”や“NG”などの評価で目標LODに対する部材の確定度合いが入力でき
る。さらにBIMモデルに入力された仕様情報が正しく入力されているかについては自動でチェッ
クされる。これにより、BIMモデリングを進めながら関係者間でLODの確定度合いを共有でき
るとともに、BIMモデルの膨大な情報の中からすでに確定した情報の判別が可能だ。