前田建設工業らがロボットアーム型木材加工機を
リリース
2021.10.11
前田建設工業と前田製作所は、ロボットアーム型木材加工機「WOODSTAR(ウッドスター)」
を全国のプレカット工場向けにリリースした。前田建設工業は、2018年に千葉大学の平沢研究
室と共同で木工用のロボットアーム型加工機を開発。今回、加工形状作成からロボット動作設
定までをセミオートで操作できる専用ソフトを開発し、他加工機に慣れた工場オペレータが簡
単に操作することを可能にした。WOODSTARは、ロボットアームが6軸(自由度)で動作するた
め、複雑な形状の加工が可能。従来の加工機では難しかった大型部材も加工できる。さらに、
BIMデータを直接取り込めるようにし、部材同士の接合部の典型的な形状を予めメニュー化し
て選択できることで操作の負担も低減している。これにより、両社は建築分野と木材加工を繋
ぐDX化による生産性向上を目指すとしている。なお、前田建設工業、前田製作所と前田道路の
3社は共同持株会社のインフロニア・ホールディングス株式会社を10月1日に設立している。