東急建設がBIMと連携した設備機器台帳
作成・活用システムを開発
2021.11.05
東急建設は、工事施工段階で作成したBIMをFMで活用するため、設備設計事務所と共同検証し、
子会社の東急リニューアルが提供するFMソフト「FMoTクラウド」とBIMデータを連動させる
ことで、効率的に設備機器台帳を作成できるシステムを開発した。
維持管理業務では、建物の引渡時に建設会社から受領した図面などを元に建物管理者が必要情
報を整理し、手作業で設備機器管理用の台帳を作成するのが一般的で、煩雑で手間が掛かって
いた。一方でBIMは建設会社と建物管理者との連携が十分でなく、ほとんどがデジタル情報が
途切れている。そこで同社は同システムを開発し施工からメンテナンスまでのデジタル化を実
現。さらにNYKシステムズのRebro Viewerを併用することで、確認したい特定の設備機器を表
示させ3Dモデルによる視認性も向上させた。このため、台帳の効率的な作成に加え、現地調査
でも把握しきれない隠蔽部まで3Dモデルで確認でき、現地調査時間の削減などが図れるという。