日建総研らがAIを用いたジェスチャーコントロール
エンジンを開発
2021.12.01
日建設計総合研究所とシーエーシーは、ユーザーの合図や動作を感知して機器や装置をコント
ロールするジェスチャーコントロールエンジン「UT-AIZ(ユーティーアイズ)」を開発した。
UT-AIZは、人間の身体動作をAIが認識し、IoT機器・装置の駆動につなげるエンジン。身振り
手振りはもちろん、口の動きや人間が発するSOSの合図などを読み取れるため、ユーザーは最
適な状況・方法で機器・装置を操作できるという。これにより、同エンジンを建築建具や空調
設備、サイネージ、外装部材など都市を構築するさまざまな要素へ応用・導入することが可能だ。
応用範囲は、身の危険や体調不良を合図で知らせたり、空調のコントロールなど。今回、同
エンジン搭載のサービスモデル第1弾としてジェスチャーと顔認証で扉を開閉できるシステム
「アシスト・スイング UT-AIZ」も開発した。今後、日建設計総合研究所は都市のさまざまな
場面に同エンジンを応用し、未来の都市に安心と安全をもたらすことを目指すとしている。