竹中工務店がデジタル変革に向け
建設デジタルプラットフォーム構築
2021.12.08
竹中工務店は、「建設デジタルプラットフォーム」を構築し、本年11月から運用を開始した。
同プラットフォームは、営業・設計・見積・工務・施工管理・FM支援サービスや人事・経理など、
事業に係るすべてのデータをクラウドに一元的に蓄積。この集約したデータをBIによる可視化、
AIなどで分析・予測を行うことでさまざまな意思決定をサポートするもの。今後は、順次整備
を進めている各種アプリケーションと連携し、多岐にわたる業務でのデータの高度利活用を実
現する。これにより、これまで個別に蓄積していたデータを集約できるため、プロジェクト業
務や事業管理でのAI活用が可能となる。さらに、協力会社と共同で建設資材の搬入・据付状況
をIoTを用いて集約・蓄積しBIMと連携するなど、施設運用でのデータ活用へも繋げていく。
同社は同プラットフォームを活用し、同社が策定した“デジタル変革により2030年に目指す姿”
の実現に向け、来年度中に全業務のデジタル化を図る考えだ。