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耐火性能検証とBIMを連携し自動化する
設計システムを大林組が開発

2022.01.06

大林組は、工学的な検証の一つである耐火性能検証法とBIMを相互連携し、データを一元的に
利用する設計システム「SHAREDTIK(シェアードティック)」を開発した。
同システムはBIMのデータを用いて、耐火性能検証の計算に必要な情報を自動計算処理するプ
ログラムを搭載。BIMから同検証に必要な情報を自動抽出し、自動的に計算式に代入して計算
結果を算出して自動判定するとともに、結果を帳票や図面として出力する。これにより、正確
かつ合理的でスピーディーな検証と書類作成が可能となる。また、自動計算によって整合性の
確認作業などの必要がなくなり、従来に比べて7割以上の大幅な業務削減効果が期待できると
いう。さらにNG判定が出た場合はシステム上に不備な箇所が明示されるため、BIMデータの
修正や更新などを容易に行えるのも特長。耐火性能検証の計算情報が反映されたBIMデータは
そのまま設計から施工、運用に活用でき、竣工後にもデータを利用した改修計画が可能だ。

 従前のフローとSHAREDTIKのフローとの比較 Ⓒ大林組

 従前のフローとSHAREDTIKのフローとの比較 Ⓒ大林組