安藤ハザマがAIによるボリューム設計の自動化で
検討時間を短縮へ
2022.01.31
安藤ハザマは、AI・データ解析を用いて企画段階のボリューム設計を自動化するシステムを開
発中だ。同システムは、設計者が計画敷地・建物の基本情報を入力後、いくつかの簡単な追加
条件を入力すると、ボリュームプランと概算コストがセットとなった企画ボリューム案が提示
されるもの。ボリューム形成プロセス、プラン形成プロセス、コスト算定プロセスから構成さ
れ、設計者の提案プランの作成や複数案の絞り込みをアシストする。生成された案はBIMデー
タへと変換され、基本計画の提案資料作成や基本設計へプロジェクトを継続することができる。
生成した計画案は次回以降の検討の学習データとして再活用も可能だ。これまで経験の浅い設
計者が4~5日程要していたボリュームプラン作成を、概算コスト算定を含めて1日で自動作成
が可能になることを目指すとしている。すでに企画ボリューム案を提示する部分については、
限定条件下・用途において開発済で、同社は2022年度中に実物件への導入を目指す考えだ。