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ファサードデザインを自動で生成し提案するAI技術を大林組らが開発

2022.03.29

大林組は、建物のスケッチや3Dモデルから複数のファサードデザインを自動で生成し提案す
るAI技術「AiCorb」を米国シリコンバレーのSRI Internationalと共同で開発した。AiCorbに
は、“デザイン案生成”と“3Dモデル化”の2つのAI技術を搭載。設計者が建物のアウトラインを
スケッチしたデータなどをAiCorbに読み込ませるだけで、データ毎に異なるフドデザイ
ンを瞬時に何個でも生成できる。これにより、顧客の要望を聞き取り、イメージを擦り合わせ
る時間と手間の大幅な削減が可能だ。設計用プラットフォームのHyparと連携することで生成
されたファサードデザインを元に、必要な各種パラメータを推定し、3Dモデルを作成できる。
そのため、スケッチから生成したデザイン案を入力すれば、すぐにファサードデザインとボ
リュームデザインを兼ね備えた3Dモデルを顧客に提示することが可能となる。同社はAiCorb
により、建築設計の初期段階の作業を効率化し迅速な設計提案を実現できるとしている。


 スケッチからAiCorbで生成したファサードデザイン案(左)とHypar上の3Dモデル(右)
 Ⓒ大林組

 スケッチからAiCorbで生成したファサードデザイン案(左)とHypar上の3Dモデル(右)
 Ⓒ大林組


 AiCorbを活用した提案フロー図 Ⓒ大林組

 AiCorbを活用した提案フロー図 Ⓒ大林組