日建設計が日本での効果的BIM活用を促す
ハンドブックを無料公開
2022.05.12
日建設計は、BIMの効果的な活用を促すためのハンドブック「BIM Uses Definitions Vol.1
BIMを活用するプロセスやタスク」を制作し、Web上で公開した。同ハンドブックは、ニュー
ジーランドの団体が作成した“The New Zealand BIM Handbook”の付録資料を日建設計が分
析し日本の事情に合わせて翻訳したもの。発注者は同ハンドブックに掲げられた21項目から
BIM利用法を選択し、EIR(発注者情報要件)に記載することで、BIMの活用方法を受注者へ正し
く伝達できる。同社は施設整備・管理に携わる関係者に活用してもらい、発注者と受注者がBIM
活用方法を正確に共有できるようになることで、日本のBIM活用の促進などに繋げるのが狙い。
同社は国土交通省の昨年度のBIMモデル事業で同ハンドブックを検証し、その有効性も確認した。
Vol.1では翻訳、補足に留めているが、今後改訂予定のVol.2では建築BIM推進会議などの意見を
反映しながら国内の設計・施工のBIM事情に合う内容として、BIM USESを更新していく予定だ。