高砂熱学工業が施工プロセスの変革に向けて
中核を担う施設を開所
2022.05.18
高砂熱学工業は、建設業における“施工プロセスの変革”を実現する「T-Baseプロジェクト」
の中核を担う施設「T-Base」を埼玉県八潮市に開所した。同社が推進する施工プロセスの変革
とは、現場ごとの施工管理(現場サイト施工)から、プラットフォームを中心とした生産管理へ、
施工の在り方を変える取り組みだ。T-Baseは、このプラットフォームとなるT-Baseプロジェク
トの企画・生産・物流などの中核を担う施設で、同社は現場業務の負荷低減と高品質な施工を両
立し、生産性向上の実現を目指す。同施設は、“施工の標準化技術開発拠点”、“標準化製品の生
産施設”、“全国生産を繋ぐ物流基地”、“新技術の教育・育成センター”、“多様な人財の活躍を促
す場”の5つの機能を持っている。同社は、今後T-Baseによる「施工のオフサイト化」が全国に
波及すると施工の前段階から、現場ではなく外部施設でのオフサイト・ユニット化が容易になる
ため、BIMによるフロントローディングがさらに加速するとしている。