大成建設がウェアラブル端末を活用した測量システムを開発
2015.08.05
大成建設は、眼鏡型ウェアラブル端末を活用した墨出し測量ナビゲーションシステム「T-Mark.
Navi®」を開発した。
「T-Mark.Navi®」は、作業員が装着する眼鏡型ウェアラブル端末の画面上に、専用測量機器
で計測された現在位置と目標とする測点までの誘導指示をリアルタイムに表示し、作業員の音
声操作により測点の位置を決定するシステム。これまで2人1組でお互いの声掛けにより作業を
行っていたが、同システムにより測量作業中に情報の受け渡しができ、作業員は測量作業を単
独で行うことが可能だ。同社では、測点約30ヵ所の測量実証試験において、作業員2人で1時間
かかる測量作業を1人で40分で完了できることを確認し、現在、数ヵ所の建設現場で運用を開
始しているという。今後、同社は同システムの機能拡張を図り、さらなる測量作業の効率化、
省力化を目指していく方針だ。