第63回BCS賞を発表<日本建設業連合会>
2022.08.18
一般社団法人日本建設業連合会は、今年度のBCS賞を発表した。
今回で63回目を迎えた同賞は、「優秀な建築物をつくり出すためには、デザインだけでなく施
工技術も重要であり、建築主、設計者、施工者の三者による理解と協力が必要である」という
建築業協会初代理事長の竹中藤右衛門氏の発意により1960年に創設されたもの。
今年度は、全国からの応募作品78件の中から、次の15作品が受賞した。
「国立競技場」「横浜市庁舎」「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」「ダイヤゲート池袋」
「長野県立美術館」「延岡駅周辺整備プロジェクト」「Hareza 池袋」
「東京大学総合図書館」「東京都公文書館」「早稲田大学37号館 早稲田アリーナ」
「熊本城特別見学通路」「熊本都市計画桜町地区第一種市街地再開発事業」
「GREEN SPRINGS」「THE HIRAMATSU京都」「三栄建設 鉄構事業本部新事務所」
受賞作品は、複合施設、学校施設、事務所ビル、官公庁舎等施設などの多彩な用途の作品が選
ばれている。
日建連では各受賞作品について、利用者に寄り添い、配慮された建築物や、エネルギー効率や
自然共生に配慮された建築物が多く選ばれ、建築文化の進展に寄与する意欲的な作品が選ばれ
たとしている。
また、「第3回土木賞」では、「東京メトロ銀座線渋谷駅移設工事」
「高尾川地下河川整備事業」「史跡鳥取城跡擬宝珠橋復元工事」などの12件が受賞した。
両賞の表彰式は、11 月 25 日(金)に東京・虎ノ門のThe Okura Tokyoで行う予定で、新型
コロナの感染状況を鑑みて、判断するとしている。