大林組らがハイブリッド木造と鉄骨造を即座に
比較するアプリを開発
2022.08.29
大林組は、GELと共同で、敷地形状に合わせて簡易設計したハイブリッド木造と鉄骨造を比較
し、デザインイメージやCO2削減率、コストアップ率をその場で比較できるアプリ「WOODX」
を開発した。同アプリは、タブレット上で地図から敷地を指定し、外形や階数、木材の構造へ
の適応範囲、内外装のデザインを設定することで、ハイブリッド木造建築物の外観・内観を3D
ビューや360度パノラマ画像で表示。さらに、各部材の数量を自動計算し、推定される木材使
用量からCO2発生量と固定量を算出することで、鉄骨造と比較したCO2削減率や概算コストの
アップ率をその場で提示する。検討結果の保存、PDF出力が可能で、複数のシミュレーション
を作成、比較も容易に行えるため、木造建築を検討している顧客にその場でイメージを提示し、
具体的な計画検討に向けた合意形成が可能となる。今後同社は、WOODXを営業担当者のタブ
レットに標準ソフトとして導入し、循環型資源である木材利用の拡大に取り組む方針だ。