Headline(ヘッドライン)

最新10行ニュース

BIM・点群・ARで建築確認の中間検査等のリモート化を清水建設が支援

2022.10.25

清水建設は、指定確認検査機関が行う建築確認の中間・完了検査のリモート化を支援する確認
検査支援システムを開発し(一財)日本建築センターとその有効性を検証した同社は2020年
からBIMデータを活用した建築確認業務の効率化に取り組んでおり、今回はその第3弾。同シ
ステムでは、躯体を対象とする中間検査に加え、仕上げや設備機器までを対象とする完了検査
も可能となったAR画像の視認性が高度化され検査対象部位の画像上にBIMデータと建物を
レーザースキャンした精緻な3次元点群データを取り込み、タブレットにAR表示するほか、よ
り現実に即したAR表現ができる例えば点群データとBIMの形状の差異のうち許容値から外
れた部位の可視化や、現実には見えない道路斜線などの法に基づく形態制限空間を可視化した
整合確認が行えるこれにより、リアル・リモートを問わず、中間・完了検査や通常の施工管理
設計者が行う工事監理業務にも展開でき、確認検査業務の大幅な効率化が期待できるという。

 ARとBIMデータを活用した確認検査支援システムの概念図 Ⓒ清水建設

 ARとBIMデータを活用した確認検査支援システムの概念図 Ⓒ清水建設


 同システムを活用した検査手法 Ⓒ清水建設

 同システムを活用した検査手法 Ⓒ清水建設


 点群データとBIMデータの差分計算による許容値から外れた部分の可視化 Ⓒ清水建設

 点群データとBIMデータの差分計算による許容値から外れた部分の可視化 Ⓒ清水建設