仮想と現実のオフィスの融合を目指し日建設計らがMRアプリを開発
2022.11.15
日建設計は、BIMデータを元に構築された仮想空間と、IoTを活用した現実空間が融合するワー
クプレイス「Cyber-Physical Workplace(以下、CPW)」の実現に向け、MRプロトタイプアプ
リケーションをホロラボと開発した。同アプリは、CPWの実現に向けた第一段階として開発さ
れたものでテレワーク/現実のオフィスを問わず、ワークプレイスの偶発的な出会いを創出し、
MR技術により非言語コミュニケーションを強化するのが狙い。在宅ワーカーはVRデバイスを
通じてオフィスの仮想空間(デジタルツイン)に没入し、オフィス内に実在するオフィスワーカー
のアバターと交流できると同時に、オフィスワーカーはARデバイスを通じてオフィスの現実空
間に投影された在宅ワーカーのアバターと触れ合える仕組み。VR、ARのマルチデバイスのリア
ルタイム相互接続や、指の動きまで再現した高精度なハンドトラッキングなどが特長だ。今後、
両社はコンテンツ共有やプレゼン機能といったビジネス向け機能などを強化するとしている。