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建設現場のCO2排出量と削減状況を可視化する技術を清水建設が開発

2023.02.01

清水建設は施工段階のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、建設現場で発生す
るCO2排出量を月単位で自動算出・可視化する施工時CO2排出モニタリングシステムを開発し
運用を開始した。同システムは現場の各種管理システムから自動収集した運用データを基に、
各現場のCO2排出量とCO2削減状況をタイムリーに可視化するもの。自動収集するデータは
建設機械の稼働データ(種類・台数・稼働時間)土砂・廃棄物の運搬車両データ(種類・運搬距離)、
電力使用量の3種類。施工時CO2排出量の建設機械の使用燃料は約50%土砂・廃棄物運搬時
の使用燃料は約25%使用電力は約25%を占めるというこれらのデータは作業内容を記録す
る現場管理クラウド、建設物副産物管理システム、公共料金自動振り替えシステムからそれぞ
れ自動抽出され、固有の係数を掛け合わせてCO2排出量を定量化する。算出した各現場のCO2
排出量はデータベースに集約され、全社・支店・現場の各レベルでのモニタリングが可能だ。

 施工時CO2排出モニタリングシステムの体系図 Ⓒ清水建設

 施工時CO2排出モニタリングシステムの体系図 Ⓒ清水建設