清水建設らがリストバンド型生体センサーを活用し 作業員の体調管理
2015.09.01
清水建設と東芝は、建設作業員一人ひとりの健康管理をリストバンド型生体センサーの活用に
より行う実証実験を8月25日から開始した。
これは清水建設の三重県四日市市の建設現場に従事する作業員70人を対象に1年間実施するも
ので、作業員の体調を24時間管理する。対象者はリストバンド型生体センサーを24時間装着。
出勤時に前日までの睡眠、食事、活動量などのライフログデータをスマートフォンから確認し、
個々人の体調を客観的に把握する。2週間充電不要で連続使用でき、腕に装着しているだけで
簡単に連続計測が可能だ。建設現場では特に夏の熱中症対策が課題で、その課題への効果が期
待できる。また、両社は協力して、データから作業員のその日の体調に合わせた作業量の負荷
調整などが行えるよう、これらのデータを現場管理者のタブレットや職場のPCなどに収集し、
管理・閲覧できるシステムの開発を進め、現場の安全性向上に寄与していく考えだ。