日本設計がBIMとIoTを連携しオフィス環境を
リアルタイムに可視化
2024.03.26
日本設計は、新しい働き方に対応したウェルビーイングなオフィス環境の構築に向け、IoT技
術と建物運用フェーズのBIMモデルを活用した「オフィス環境の可視化」の運用を開始する。
「オフィス環境の可視化」は、室内に配置したIoTデバイスからの温湿度などの環境情報や従
業員のスマートフォンを利用した位置情報などをクラウドでBIM データを変換し、連携した「Autodesk Tandem」を通じて従業員がオフィス内の環境をリアルタイムに3Dで可視化でき
る仕組みだ。同社は2023年1月の虎ノ門ヒルズ森タワーへの本社の移転を機に、新しい取り組
みとして、あえて均質でない環境を作り、従業員が好みやその日の体調などで環境を選択し、
それぞれの快適性を実現する取り組みを実施している。「オフィス環境の可視化」の情報は、
その場所を選択する際に役立つという。同社は今後、従業員側からのワークプレイスへの要望
を反映し、生産性向上に寄与する場所をレコメンドする機能も実装予定とのことだ。