三機工業がBIM連携で技術計算を効率化する
プラットフォームを開発
2024.04.01
三機工業は、建設業界の技術計算プロセスを大幅に効率化し、設計から施工までのプロセスを
支援する「BIM計算連携プラットフォーム」を開発した。同プラットフォームは、BIM/CAD
データの属性情報を、熱流体解析や騒音・振動、省エネルギー計算などの建設プロジェクトに
必要な技術計算ソフトウェアと自動連携する方法で、計算結果の確認までサポートするもの。
建設業界の技術計算には、入力するデータの準備や設定にノウハウが必要で、手間を要するソ
フトウェアが多く、特に空調設備の設計に利用する熱流体解析などで顕著となっている。
同プラットフォームは、BIM/CADデータを活用することでこうした高度な技術計算を自動化
し、迅速かつ正確な計算結果を得ることができるとともに、設計施工の品質維持、向上に寄与
するという。同社は今後、同プラットフォームにより技術計算とBIM/CADデータ間のシーム
レスな連携を実現し、生産性の向上や業務の合理化、品質の向上を推進していく考えだ。