2024.06.13

日建設計らは、ミュージアムタワー京橋に建物維持管理用のBIMを組み入れた統合FMプラットフォームを構築。施設のデータ化を今月完了させ、同プラットフォームを核とした建物維持管
理システムの運用を開始した。建物オーナーの永坂産業と石橋財団が発注者となり、日建設計
がシステム要件定義の支援などを行い、三井住友信託銀行を含めた4社が共同でシステムを構
築。これにより、FM業務の効率化が可能となる。建物管理業務の基盤にFMシステムの
FM-Integrationを採用した。維持管理用のBIMは国内最大級のオブジェクト数を有しており、
美術館用途での運用は国内初の事例だという。また、BIMデータは重くならないよう、維持管
理への活用を想定し、モデル化の費用対効果が大きく見込まれるものを優先して選択するなど
軽量化を図り、管理者がPCブラウザ上で簡単に扱えるようにしている。今後は、竣工後の管理
運営に関する情報も同プラットフォーム上に蓄積しながらLCCの最適化を目指す考えだ。

　Ⓒ日建設計

　Ⓒ日建設計

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