建築確認のBIM図面審査を2026年春に開始し
国交省がBIM普及後押し
2024.07.22
国土交通省は、建築BIM推進会議の下、設置した「建築BIM環境整備部会」第18回会合を実施
し、BIMによる建築確認の環境整備の第一ステップとなる、「BIM図面審査」を2026年春に開
始に関する方針を発表した。BIM図面審査の開始後は、2029年春を目標に、標準化されたBIM
データを活用する「BIMデータ審査」を開始し、IFCデータを活用した審査対象を順次拡大する
方針だ。同省は、2024年度中にBIM図面審査のためのガイドライン・マニュアル案、入出力基
準や設計者チェックリストといった実施ツール案などを作成し、2025年度は、ガイドライン・
マニュアルなどの完成と、これらを活用した周知や準備などを実施する予定だという。これら
のガイドラインやマニュアル、実施ツールの素案は、同推進会議の「審査タスクフォース」に
よる検討成果として、今回の会合で報告された。また、同時並行で、審査用の確認申請用
CDE(共通データ環境)システムの構築も2024年度より進めるとのことだ。