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工事進捗をリアルタイム共有できる歩掛記録アプリ
を大成建設が開発

2024.08.22

大成建設は、工事関係者間がリアルタイムに工事進捗状況を共有できる歩掛記録アプリケー
ション「ワクロク」を開発した。ワクロクは、2020年に同社が開発した施工管理業務支援シ
ステム「T-iDigital Field」を機能拡張したものだ。同アプリは、まず記録する作業とエリアを
ExcelのCSVファイルに入力し、クラウドにアップロードして登録。その後、歩掛を記録した
い作業を選択しボタンをタプすると開始終了時刻が記録され歩掛を算出する。PCやスマ
ホといたデバイスや場所を問わずWeb画面上のボタン操作だけで歩掛記録作業を大幅に効
率化できる。さらに、記録した作業進捗状況は、グラフの表示などで自動的に可視化するとと
もに、T-iDigital Fieldとのデータ連携により建設機械の稼働データなどの自動取り込みが可能
となり、リアルタイムに進捗状況の確認や情報共有も可能だ。杭打ち工事の地中障害物撤去工
の事例では、全体作業時間の60%の削減を確認できたという。

 図1 T-iDigital Fieldの機能拡張概要 Ⓒ大成建設

 図1 T-iDigital Fieldの機能拡張概要 Ⓒ大成建設


 図2 アプリケーション操作例 Ⓒ大成建設

 図2 アプリケーション操作例 Ⓒ大成建設


 図3 アプリ画面と可視化画面例 Ⓒ大成建設

 図3 アプリ画面と可視化画面例 Ⓒ大成建設