奥村組らが4DモデルとWebカメラで過去・
現在・未来の現場を把握
2024.09.13
奥村組とDTSインサイトは、4次元モデルとWebカメラのモニタリングを組み合わせたデジタ
ルツインシステム「4Dモデル・現場映像連携システム」を共同で開発した。同システムは、デ
ジタルツイン技術を活用し、現場の状況を正確かつ容易に把握することが可能なシステムで、
デジタル空間に4Dモデルで建設現場を再現するもの。すべての操作をWebブラウザ上で行え
るため、高機能PCや特別なソフトウェアが不要で、事務所などの遠隔地から現場の進行状況を
反映した4Dモデルを確認できる。また、4Dモデル内の任意の場所に重機などの3Dモデルを配
置し、施工ステップに応じたシミュレーションを容易に行うことが可能だ。過去の4Dモデルと
Webカメラ映像も同システム上で閲覧できる。奥村組は、同システムを道路橋架け替え工事の
現場に適用し、事務所などの遠隔地からでもデジタル空間上でリアルタイムな施工状況の把握
ができたほか、施工計画や交通規制などの検討がスムーズに行えたという。