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安藤ハザマらがデジタルツインで地盤中の施工情報
をAI評価し可視化

2024.10.07

安藤ハザマと日特建設は共同で、地質評価AIとCIMを実装したデジタルツイン・アプリケー
ション「GeOrchestra」を開発した。同アプリは、地盤を削孔・掘削する際に得られるさまざ
まな逐次施工情報から不可視領域における地質分類を推論するAIと設計CIMを統合し、Web上
の3次元空間で地質分類や施工情報を更新・可視化するもの。削孔時に排出されるスライムか
らAIが地質を解析評価し、削孔位置の地質区分を現場全体のCIMモデル内に3次元データとし
て反映する。これにより、専門技術者と同程度の精度で評価された地質分類や逐次施工情報を
360°自由な視点で複数人で同時共有が可能となる。同アプリを高原トンネル上部斜面対策工
事に適用。深い地すべり面に対しグラウンドアンカー(最長80m・計798本)をトンネル交通に
影響を与えずに施工するもので、同アプリにより孔曲がりが発生する遷移領域が確実に予見で
き、事前の施工方法の見直しなどを促すことで孔曲がりのリスク回避などに繋がったという。

 GeOrchestraのシステム概要 Ⓒ安藤ハザマ

 GeOrchestraのシステム概要 Ⓒ安藤ハザマ


 GeOrchestraのデジタルツイン画面 Ⓒ安藤ハザマ

 GeOrchestraのデジタルツイン画面 Ⓒ安藤ハザマ