2025.03.17

東急建設と東京都市大学は、建築物に適用する「人協調型ロボティクスの社会実装技術開発」
の共同研究を開始する。同研究は、BIMを活用し建築構造物をロボットが動作しやすい“ロボッ
トフレンドリー環境”を設計し実装するもの。具体的には、東京都市大学の新研究棟にロボット
とエレベーターが連携する機能やIoT無線ネットワークを、ロボットフレンドリー環境の基本
機能として備える。工事段階からIoTネットワークを導入し、工事期間中は現場のセンシング
などにも活用。また、建設現場では作業員のモニタリングなども行う。さらに、竣工後の建物
で照明や空調などの建築設備とロボットが有用なレベルで連携できるよう、建物OSを導入し
たスマートビルにするという。同研究により、人・ロボット・建物が連携したサービスを建物
OS上で動くアプリケーションとして提供し、ロボットを活用した屋内の自動巡視や清掃など、
生活空間で人協調型ロボティクスを活用したユースケースを実現するとのことだ。

　建設工事中の現場、および竣工後の建物で人協調型ロボティクスを活用するイメージ
　Ⓒ東急建設

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