戸田建設がアプリやセンサーなどを活用し
スマートオフィスを運用へ
2025.03.25
戸田建設は、スマートオフィスアプリ「T-BuSS」をはじめ、オフィスワーカー向けのスマート
オフィスサービスを開発・導入し、同社の新社屋で運用を開始した。T-BuSSは、利用者とビル
のインターフェースとなるアプリ。オフィス内のすべての座席や会議室など2,000ヵ所以上に
設置されたタグをスキャンすることで、現在地に合わせた各種機能を簡単に利用できる。例え
ば、タグから取得した位置情報を基にフロアサイネージ上に自身の座席が表示されるため、ほ
かの利用者の座席を調べられ、人探しの手間や時間を大幅に削減可能だ。また、171ヵ所に設
置した環境センサーによる温度・湿度・CO2濃度の確認などもでき、オフィス内を可視化する。
さらに、照明や空調、エレベータといったオフィス内の設備操作のほか、空き会議室の検索と
予約ができる機能や、各階トイレブースの空き状況を表示する機能などが備わっている。
今後、同社は蓄積されたデータを分析しながら同アプリを進化させていく考えだ。
Ⓒ戸田建設
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