2015.10.29

竹中工務店は、鉄筋工事を対象に設計から施工段階まで活用できる「鉄筋工事BIMソフト
～RC一貫生産支援システム」を開発し、9件のプロジェクトに適用したと発表した。
同システムは、構造計算時に作成するデータを活用することで、設計段階では柱と梁の接合部
納まりを3Dモデルで確認でき、施工段階では工事担当者がコンクリート施工図との調整により、
鉄筋納まり検討図の作成や鉄筋工事の施工計画を容易に検討することが可能だ。鉄筋工事の設
計から施工まで鉄筋モデルデータを活用することにより、データ入力上の間違いによる手戻り
を防止でき、3Dモデルによるコミュニケーション向上により、品質確保、生産性向上を図れる
という。今後、同社設計プロジェクトを中心に同システムを全国で展開していくとともに、
将来的にはCAMによる自動加工への展開や設計監理者の検査業務への活用、設備BIMソフトと
連携した梁貫通スリーブ位置の検討なども視野に入れている。

　指定部の平面・断面・3Dの一覧機能　　　　　柱と梁の接合部　鉄筋3Dモデル

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