戸田建設がヘッドマウントディスプレイで施工管理 業務を効率化
2015.11.04
戸田建設は、建設現場での施工管理にヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)の活用する試
みを開始した。同社ではこれまでもHMDを活用していたが、以前は、1人の作業員が見聞きし
ている現地の状況をパソコンに送り、作業員に対して作業指示を出す手法であった。今回は複
数台、複数メーカーのHMD同士でも映像・音声情報の共有が可能なシステムを新たに構築。
ほかのHMDを装着している作業員らも同時に同じ映像を見ることができるため、現地の状況を
即座に把握可能で、より効率的でスピーディな現場施工管理の実現が期待できる。
今回採用したHMDには、映像を映し出す小型ディスプレイと小型映像カメラ、スピーカーマイ
クを備えており、オリンパスメモリーワークスとアイテック阪急阪神の協力のもと、すでに10月
から2つの現場でHMDの活用を開始。今後同社ではさらに適用現場を増やす予定で、将来的に
は、施工管理記録として用いることも構想している。