飛島建設がセンサーやクラウドで建機の稼働を
把握しCO2排出量算出
2025.09.01
飛島建設は、市販の振動センサーを活用して建設機械の稼働状況を可視化し、CO2排出量を高
精度で算出するシステムを開発した。同システムは、建設機械に取り付けた振動センサーとク
ラウドサーバー、Webアプリから構成されるもの。建設機械が稼働するとセンサーが感知し、
クラウド上に稼働状況が自動で記録され、そのデータをもとにCO2排出量を自動的に算出する
仕組みだ。現場の管理者は、建機の稼働状況を、Webアプリ上でリアルタイムに把握が可能と
なる。Webアプリは、「機器一覧」「重機一覧」などの画面で構成され、稼働状況は日単位・
月単位で切り替えられる。稼働率は色分けで表示されるため、作業のピーク時間や未稼働時間
を一目で把握できるのが特長で、重機一覧では登録された建設機械の型式ごとにあらかじめ設
定された排出原単位(CO2排出量の基準値)も一覧表示される。これによって、定量的な排出
量の把握が可能となり、CO2排出量の抑制と業務効率化に寄与できるという。
システム構成 Ⓒ飛島建設
Webアプリ画面(ホーム) Ⓒ飛島建設