3DモデルARとウェアラブル端末により
保守点検作業を支援
2016.11.09
三菱電機はウェアラブル端末を活用し、AR(拡張現実)表示による点検手順の確認とハンズフリー
での点検結果の音声入力ができる「3DモデルARを用いた保守点検作業支援技術」を開発した。
同技術は、作業者と点検対象の距離に応じ、複数機器の点検順序と各機器の点検項目のAR表示
を自動で切り替え、直感的な点検作業を実現。3Dモデルを活用し位置と方向を算出し、点検対
象の位置に関わらず正確にARを表示できる。AR表示と連動した音声対話による点検結果の入力
ができ、音声入力した点検結果はAR表示にすぐに反映されるため、作業者は音声入力結果に誤
りのないことをウェアラブル端末上で確認が可能だ。
また、音響辞書学習にディープラーニングを用いた「高騒音下音声認識技術」により、騒音下で
の高い認識精度を実現した。同社は、同技術によりビルの電気設備など、さまざまな現場での作
業員の負荷軽減や点検ミスの抑制に貢献できるとしている。