2021.07.27

大林組は、BIMモデルを活用して鉄骨工事などの進捗を視覚的に把握でき、リアルタイムで管
理可能なWebアプリケーションとして、ビジュアル工程管理システム「プロミエ」を開発した。
プロミエは、タブレットなどのカメラで建設部材に貼付のQRコードを読み取るだけで、その部
材の搬入、建方などの実施日などの記録が可能。入力した記録は、即座にサーバーにアップさ
れるため、関係者間でのリアルタイムな情報共有を実現する。また、タイムライン表示では工事
予定や実施状況の進捗が時系列で確認でき、BIMモデルなどに工程の遅延などが色別で表示され
るため、遅延している部材の位置関係を瞬時に把握できるのも特長だ。さらにBIMモデルが持つ
部材の体積や重量などの属性情報を活用し、施工実施記録から工事出来高も容易に算出が可能。
試行現場では工事出来高算出などの時間を約20%削減できたという。今後、プロミエを同社の
施工管理BIMプラットフォームの核として、業務の効率化などに推進していく考えだ。

　「プロミエ」で視覚的に表示される属性情報、写真登録、図面登録　Ⓒ大林組

　建方実施状況を色別に表示　Ⓒ大林組

　部材一覧表示　Ⓒ大林組

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